
パニック障害=乗り物に乗れない、渋滞、高速道路、映画館、理美容院など閉所に行かれない
不安神経症=動機、めまい、窒息感、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、頻尿など
強迫性障害=異常な手洗いや不潔恐怖、確認行為など
対人恐怖症=手のふるえ、容姿表情恐怖、人前でのあがりなど
摂食障害=過食症、拒食症、過食嘔吐症
うつ病=朝起きられない、会社に行けない、全身倦怠感、意欲消失など
その他=自己臭恐怖症、虐待、チック、性的障害(インポテッツ・不感症)など

最近、これまでの心理療法の常識を覆すような大きな発見がありました。
それは、ほとんどの人は「症状があって、その為に何かができない」と思っています。これは医師はもちろんのことほとんどの心理療法家もそう考えています。
ところが、実際は症状そのものが自分なりの解決方法をとった結果であった、ということが分かったのです。ほとんどの人は『症状をなくすこと』や『症状を抑え込むこと』に治療点を置いています。
例えば、パニック障害は“電車やバスなど閉じ込められた状態が怖くて乗れない”と訴える。そこで、不安を安定剤や暗示で抑えたり、大丈夫だという理由を並べて心配しないように説得する。または、安定剤を飲みながら少しずつ乗り物に乗れるように慣らしていくなどの方法がとられます。
しかし、パニック障害の人はよく分かると思いますが、閉じ込められて、何かあってもすぐ逃げられないことが怖いのです。“逃げられない”ここがポイントなのです。
なぜ逃げたいのでしょう?空いている電車にはまだ我慢して乗れても、混んでいる電車だとより怖いのはなぜでしょう? またさらに、信頼のおける人と一緒なら乗り物に乗れることが多いのはなぜでしょう?
ここに、乗り物、逃げ場のない場所そのものが怖いのではないことが分かります。
つまり、電車やバスなどに『乗れない』のではなく、何かを恐れて『乗らない』のです。この乗らないことが本人の解決策なのです。
したがって、さまざまな手段で無理に乗せようとしても、たとえ一時的に安定剤などで乗れたとしても、何かの恐れを解決しないままでは安定剤を手放すことはできません。これは本当に解決できたことにはならないのです。
色々と起きる身体症状や緊張症状、確認行為、あるいはうつ症状など、これらはすべて症状であって原因ではないということを忘れてはいけないのです。
インフルエンザにかかって熱が出たり咳が出たり下痢をしたとしても、熱や咳や下痢が原因なのではありません。熱や咳はインフルエンザのウイルスと戦って私達を助けようとしている体の免疫機能の働きです。ですから、熱があるから学校や会社に行かれないと熱を下げたり、咳止めや下痢止めを飲んで症状を抑え込むことは逆効果なのです。
この戦略的短期療法はそこに目を付けたのです。
大抵の人はそれらの症状を何とかするためにさまざまな解決策を用います。しかし、そのことが逆に症状を自らが引き起こすスイッチとなり、一層深刻なものにしてしまっています。『症状を何とかするために何かをする。するとその結果、逆に恐れている症状が出てしまう』のです。
しかし、この戦略的短期療法は、その症状を起こすスイッチである『本人が何かをしている』ことを突き止め、知らず知らずに自らが引き起こしている症状を取り除いてしまうのです。
その人の能力や性格、性質、思考パターン、行動習慣、家庭環境、対人関係、癖、思考など、あらゆるものを分析して、戦争やスポーツのように、相手方の思考パターンや行動パターン、戦力、弱点などを戦略的に利用する。そして、その人の「症状」や「行動」【体の症状】を“変化”または“除去”するのです。
この方法は、これまで行われてきたほとんどの療法のように、問題や症状の原因を過去に遡って長期間分析し、患者本人の考え方や感じ方を変えるよう説得する事とは全く異なる、特殊な心理療法です。
その為、適応できる問題や症状は限られますが、適応できる場合にはほとんどの問題を数回、長くても8回以内という非常に短期的な指導回数で解決することができます。
治療としては、指導者の指示(課題)を実行していただくだけですが、指示(課題)に指導者の戦略や意図が隠されていますので内容は秘密です。ただ、指示される事は一般的には普通に行われているような内容で、法に触れたり、道徳に反したり、危険な目にあったり、宗教や物品の販売をさせられたりするようなことはありません。
当ドックの治療姿勢は、“治る”ということは、ただ単に問題がなくなるとか症状がなくなるということではなく、その方の生活範囲や行動範囲が広がって、自分らしく活き活きと生きられることを目指していますで、その方にマイナスになる指示(課題)が出されることは決してありません。
- 症状を暗示やプラスイメージやで抑え込む方法とは違い、考え方や感じ方から変わるので再発することがない。
- 特にあらゆる治療法で失敗した人や、自分の問題や症状が解決できるとは信じられない人に最適。
- インターネットや電話などの通信手段を利用して遠隔地の治療も可能。
- 「とにかく治れば良い」と思う人には非常に早い効果が望めるが、理屈で納得しないと先に進めない人は治療に参加しにくい。
- なぜ治るのか?その為に何をするのか?などの詳しい説明をすると、従来の間違った考え方や価値基準で判断してしまって先に進めないので、「理屈よりまず治すことが先決」という治療姿勢が求められる。
- 心身医学や深層心理学、臨床心理学、行動心理学、精神分析学、及び各種心理療法の臨床の熟練を要するので、指導者が非常に少なく多人数の指導が困難。
- 1回の指導にかかる時間が1時間から2時間前後かかるので、1日に数人しか指導できない。
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